【シドニー５日ＡＡＰ】　　　オーストラリア連邦準備銀行（ＲＢＡ）は５日、月例理事会を開き、政策金利を０．２５％引き下げ２％とすることを決めた。２％という政策金利は史上最低。今回の利下げは専門家の大方の予想通りだった。

今年に入って２度目となる利下げが発表されたことで住宅ローン返済を抱える人々は喜んでいるだろう。銀行がＲＢＡの決めた利下げ分を各社の金利に反映させた場合、３０万ドルの住宅ローン契約者は、返済額が１カ月で４０ドル以上減る。

一方、一部の専門家の間では今後の経済状況如何ではさらなる利下げもあるのではないかという見解を示している。コモンウェルス銀行のシニアエコノミストであるウォークマン氏は、「ＲＢＡのインフラ予想によると、さらなる利下げが示唆されている」と述べた。