【ブリスベン11日AAP】 永住ビザ目的の偽装結婚を手配したとして男2人が起訴された件に関する公判が始まった。現金を受領したQLD州在住の女性は「結婚が犯罪行為だとは知らなかった」と述べた。
同件では、インド出身で移民エージェント元経営者のチェタン・モハンラル・マシュル被告と結婚介添人のディブヤ・クリシュネ・ゴウィダ被告が、2011年から12年にかけて永住ビザ目的の結婚を17件手配したとして起訴されたもの。
この日、ブリスベン簡易裁判所の証人台に立ったQLD州に住む女性は、一度も会ったことのないインド人男性と結婚する代わりに、前金4000ドルと毎週250ドルの契約金を提示されたという。
この女性は、ブリスベン南西部オクスレーにある住宅で、新郎、弁護士とその妻、また複数の人々が見守る中、結婚式を挙げた。「書類がたくさんあって署名するよう求められたけど、この結婚が違法であるとは思わなかった」と述べた。
公判は引き続き13日に行われる。