【ブリスベン27日AAP】 QLD州では「グレイ・ノマド」と呼ばれるキャンピングカーなどで不定住生活を送る人たちが、新型コロナウイルスから逃れようと、同州の南西部に押し寄せたことを受け、同州のリトルプラウド干ばつ緊急管理相は、人の移動に関する規制を今後さらに強化する可能性を示唆したことが分かった。
QLD州にいるウイルスを避けようと人の少ない同州の地方へ押し寄せたことが分かった。これに不安を感じた地元住人も少なくなく、「グレイ・ノマド」の人たちが所有するキャンピングカーのタイヤが切り裂かれる被害も出た。
リトルプラウド干ばつ緊急管理相は、グレイ・ノマドが地方へ押し寄せたことについて、もし誰かが小さなコミュニティにウイルスを広めることになれば、キャンピングカーは「アウトバックにおけるクルーズ船」になりかねないとして、強い危機感を示した。