【シドニー16日AAP】 連邦政府は、国内の若者の過激化を阻止する目的で、移民の教育や雇用のためのプログラムに2,200万ドル以上を投じると発表した。
2016年に開始する同プログラムでは、若年層の難民や脆弱な移民を対象に、雇用や教育に関するコースを受けたり、地域団体とともにスポーツ活動に参加することで、自信と社会的つながりを構築する。
モリソン社会サービス相は16日、「若者にシリアに向かう選択肢を与えることは許されない」と話した。
海外、特にシリアで過激派組織に参戦するオーストラリア人の数は増加している。シドニー南西部バンクスタウンのアブドゥラ・エルミルは、IS(イスラム国)の宣伝ビデオに登場した。また、昨年11月にタイに旅行すると見せかけてオーストラリアを出国したタハ・エル・バフ(17)と3人の兄弟も、ISへの参戦が懸念されている。