【メルボルン16日AAP】 赤色のメラノーマ(悪性黒色腫)は、黒や茶色のほくろに付随する皮膚がんよりも侵襲性が強い可能性から、皮膚の赤色斑点に対する注意が呼び掛けられている。
VIC州メラノーマ・サービスは、無色素のメラノーマに対する警戒レベルを引き上げたいとしている。最近の研究から、赤いメラノーマはより侵襲的で、成長も早く、命にかかわる危険性も高いと報告されている。
ジョン・ケリー准教授は、「赤いメラノーマの存在は知られていたが、死亡率がより高く、しばしば見落とされることが最近になってわかってきた」と話す。一般的なメラノーマに見られる色素沈着などを欠くことから、特殊タイプのメラノーマの特定は困難とされるが、これらの診察が不可欠だという。特殊タイプの認識度を高め、臨床医を教育することで、より良い発見につながり誤診も防ぐと、ケリー氏は話す。