【パース20日AAP】 オーストラリア競争消費者委員会(ACCC)は、SA州のスノーデール・ホールディングスが“放し飼い”とはいえないニワトリを“放し飼い”として消費者らに誤解を与えたとされる事件の裁判で、飼われていたニワトリの半分は、一度も小屋の外へ出たことがなかったと判断した。
ACCCは、スノーデール・ホールディングスが持つ、カラブーダとスワンバレーの二か所の養鶏場について、約1万7000羽のニワトリが小屋のなかで飼われていたのではないかと推測している。
さらに、敷地が広く観光客らも訪れるスワンバレーの養鶏場でとれた卵として販売されていた“Free Range Eggs by Ellah”については、飼育状況の悪いカラブーダでとれた卵と一緒にして箱詰めしていたことが明らかになった。審問は引き続き行われる。