【アデレード21日AAP】 大手自動車メーカー、ホールデンの人員削減策による強制退職者の第一陣が21日、アデレード工場での最後の職務を終え、約80人の従業員が職を失った。
2017年に工場閉鎖を予定しているホールデンは、今後2年間で徐々に人員を減らしていく予定。生産系だけでなく、事務系職員も10人から15人程度がこの日退職した。ホールデンは先月、270人の依願退職者を募ったが、申し出たのは180人にとどまった。
ホールデンに長年勤務した男性は、会社側は人員削減策を比較的スムーズかつ公正に進めていると述べる一方で、「たやすい事ではない」と述べた。ホールデン側は、カウンセリングや再就職活動など、今後も従業員をサポートしていくことを強調した。