【シドニー23日AAP】 社会的に保守的なアイルランドで同性婚を問う国民投票で賛成が得られれば、オーストラリアでも結婚に関する法改正を支持するよう圧力が高まる可能性がある。
最近の世論調査によると、1993年にようやく同性愛を犯罪ではないとしたアイルランドは、この問題に関して世界初の国民投票で賛成が得られるとみられている。投票は23日午前、終了した。
NSW州の同性愛の権利に関するロビー団体のジャスティン・クーニン氏は、「オーストラリアは遅れを取っている」「長年、宗教的に保守的な国々ができるのなら、我々にもできる」と話した。
オーストラリア・キリスト教ロビー団体のライル・シェルトン氏は、アイルランドで賛成が得られた場合、同性婚が子どもや言論の自由に及ぼす影響についての広報に力を入れるとした。また、同性婚に反対する人が偏屈者とみられたり、同性婚の挙式サービス提供を拒否した人が起訴されるのではと懸念を示している。