【キャンベラ1日AAP】 メディア大手ニューズ・コープは1日、同社が発行する国内地方紙の60紙について、来週から印刷版を廃止し、デジタル版のみに移行すると発表した。収入源となっている広告掲載が、新型コロナウイルスの影響で激減したためと説明している。
ニューズ・コープのミラーCEOは印刷版の廃止について、広告収入が激減したためと説明。地方紙は、不動産のオークションや見学会、コミュニティの催し物やレストランの広告が主な収入源となっている。デジタル版のみとなるのはマンリー・デイリー、ウェントワース・クーリエ、ノーザン・スター、コフス・コースト・アドボケートなど。
ミラーCEOは「印刷版を廃止したからといって、我々がジャーナリズムから立ち去る訳ではない、むしろその逆だ」と述べた。ただ、多数の従業員が職を失うことが予想される。