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大気汚染が緩和も ウイルス対策で

【シドニー1日AAP】  オーストラリアの大気汚染や炭素ガスの排出量は、新型コロナウイルスの拡大防止策の導入に伴い今後改善すると、環境専門家が予想していることが分かった。在宅勤務が増えたことで交通量が減っており、環境保護につながるとの見方を示している。

 

オーストラリア国立大学のヴァードウラキス教授は「ウイルス対策が、結果として大気汚染を緩和し、環境や健康にとっては恩恵となる」と述べ、企業や人間の在り方に、長期的な変化をもたらす可能性があると分析した。

 

欧州宇宙局が今年3月に発表した映像によると、中国とイタリアでロックダウンが導入されて以降、汚染レベルが低下したことが明らかになっている。ヴァードウラキス教授は、工場などが集中する国々ほど顕著でなくても、ウイルス対策が続けば、オーストラリアも同様に汚染が改善されるとの見方を示している。

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