【シドニー26日AAP】 米国人歌手で、人気オーディション番組「エックスファクター」の審査員を務めていたレッドフーさんの顔に傷を負わせた男に対する裁判が開かれ、2年間の善行保証刑(執行猶予に類似した刑)が言い渡された。
2014年8月、シドニー東部にあるゴールデン・シャーフ・ホテルで飲酒していたエイリアン・ベリシャ被告は、友人らと当時流行っていた「アイス・バケツ・チャレンジ」を真似て冷たい飲み物のかけ合いをしていた。
その後、VIPルームにレッドフーさんがいることを知ったベリシャ被告は「彼に水を掛ける」と言い、度胸試しのつもりでグラスに入った水を掛けるつもりだったのが、手が滑ってグラスが宙を舞い、レッドフーさんのまぶたに切り傷を負わせた。
裁判の中で被告の弁護人は、「計画的に傷を負わせたのではない。また被告は事件が大々的に報道されたため、社会的にも非難を受けてきた」と主張した。裁判官は、「冗談のつもりが大事になってしまった例だ」と述べた。