【パース27日AAP】 約2か月あまり前に、WA州南部の上空を通過して落下したと見られる隕石について調査を進めている科学者らは、近いうちに発見できそうだという見解を明らかにした。
今年3月9日、パースと州南西部の上空に、明るく白い光を発する物体が流れるのを多くの人が目撃。カーティン大学が中心となって進めているプロジェクト、Desert Fireball Network(DFN)のフィル・ブランド教授らが調査を進めている。
教授によると、「異なる場所で撮影された画像を3Dのレーザースキャンに落とし込み、コンピューターを利用して隕石が通過し、落下したと思われる現場をバーチャルに再現する」と説明。「発見の可能性がある10キロメートルに絞り込んだ」と発見に意欲を見せた。
DFNは、どのようなものが大気圏を突き破ってくるのか、地球上に落下してきているのかなどを、南半球の上空に焦点を当てて調査している。ブランド教授は、「まだ最初の一歩を踏み出したばかりで楽しみだ」と語った。