【メルボルン29日AAP】 殆どが18から20歳の、メルボルンの女性少なくとも12人が、過激派組織イスラム国(IS)に加わろうとしたとされる。
VIC州警察によると、若い女性のなかで、テロ組織にロマンチックな空想を描いてシリア行きを決心する傾向があるという。
トレーシー・リンフォード警視監は29日、「女性らは現地で良い待遇を受けると考えているが、実際は政略結婚や性的奴隷を強要されたり、酷い生活を強いられる」と話した。同警視監は先立って、「同様の女性は他にもいると考える」と話している。
オーストラリア保安情報機構(ASIO)のルイス長官は、「ISに参加するオーストラリア人の数は昨年の急増後、ごく少数で増加している」と話した。現在およそ100人のオーストラリア人が紛争に関与しているとされる。また、国内や中東で30~40人のオーストラリア女性がISを支持し、資金集めや仲間の募集などに関与しているという。
テロとの戦いにおけるコミュニティの従事を担当する、フィエラバンティ・ウェルズ政務次官は29日、「ISは若いオーストラリア女性を意図的な方法で標的にしている」とABCラジオで述べた。