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肺がんが世界的にがん死因1位

【アデレード28日AAP】   研究によると、オーストラリアでがんの死因は肺がんが最も多く、乳がんや前立腺がんの患者数も急増したことがわかった。

オーストラリアで新たに診断を受けた前立腺がんは、1990年から2013年で、6,500件から2万2,100件に増加した。また、乳がんも7,700件から1万4,400件と、ほぼ倍増した。

米ワシントン大学の保健指標評価研究所がまとめた「2013年がんの世界的負担の研究」によると、同年に世界中で新規に1,490万件のがんが診断され、820万人が死亡した。肺がんは世界的にがんの死因第一位であり、160万人が死亡した。

研究の共著者である、オーストラリア国立大学のロビン・ルーカス博士は、オーストラリア男性のなかで前立腺がんの発症が著しく増加していることが特に気がかりだと話した。人口増加と高齢化もあり、前立腺がんは1990年から2013年で世界的に3倍以上に増加した。女性の乳がんの世界的増加にも同様な要因があげられる。

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