一般

「豪はコロナ危機を脱していない」 保健省が警告

【キャンベラ4日AAP】   コロナウイルスの新感染者の数は減少傾向にあるが、連邦政府のポール・ケリー副主席医務官は国内での感染はまだ油断を許さない状態だとして警鐘を鳴らしている。

 

現在国内での感染者数は5544人で、死亡者数は30人。社会的距離を取るなどの対策の成果もあり、先週に比べて1日あたりの感染者数は減少しているが、同医務官は「減少したからといって感染の危機を脱したわけではないので油断しないでほしい」と訴えている。

 

また、公共の場でマスクを使用する必要はないと強調し、その理由の1つとして間違ったマスクの使い方は「非常に危険」だと述べた。

 

グレッグ・ハント連邦保健相は、ジーロングにあるCSIRO(オーストラリア連邦化学産業研究機構)のバイオセキュリティ研究施設を2億2000万ドル投入してアップグレードすると発表しており、同研究施設で進められているコロナウイルスのワクチン開発を支援していくことになっている。

この記事をシェアする

その他のオーストラリアニュース記事はこちら