【シドニー1日AAP】 本格的な寒さが到来したNSW州では住宅火災が多発している。消防では州民に対して「火の用心」を呼びかけている。
1日、同州中央沿岸部コパカバーナで発生した火災では住宅1軒が全焼。高齢の男性が手にやけどを負った。また州北部グラフトンでも、電気系統のトラブルが火元とみられる火災が発生。2階建て住宅の1室を焼いた。さらにノース・リッチモンドやボンダイでも小規模の火事が発生した。
消防局の広報の話では、住宅火災の6割は5月から9月にかけて発生しているという。「その理由として、冬場はあまり出歩かず家にいることが多いことや、ドライヤー、電気ヒーターなどの電気製品の使用頻度が高まることなどがある。さらには、室内で料理をする回数も増えるため台所からの出火も多い」と同広報。