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失踪のMH機、搭乗客の家族と和解

【マレーシア・クアラルンプール2日AAP】   昨年3月、こつ然と姿を消したマレーシア航空機370便に搭乗していた客の家族が同航空会社及びマレーシア政府を訴えていた件で、この家族の法定代理人は、裁判外で和解に達したと発表した。

同機に搭乗していたオンライン・ビジネス業を営むジー・ジン・ハンさんの息子2人は昨年10月、マレーシア航空は、搭乗客を無事に目的地に到着させるという業務上の義務を怠ったとして同航空会社やマレーシア政府、航空当局などを訴えた。

ジーさん一家の法定代理人は、和解の内容は公表されないとした。今回の和解は今後、他の搭乗客の家族とマレーシア航空の交渉に影響を与えるものとみられている。

239人を乗せたマレーシア航空370便は昨年3月8日、クアラルンプール空港を出発した後、目的地の北京に向かう途中で失踪。オーストラリアが指揮を執る同機の捜索チームはインド洋を中心に捜索活動を展開しているが、未だ何の手がかりもつかめずにいる。

370便失踪から4カ月後、今度はマレーシア航空機17便(乗員乗客298人)がウクライナ上空で砲弾を受け墜落。全員が死亡した。マレーシア航空は事実上「倒産」状態にあり、1日には、経営立て直しの一環として6000人の人員削減を発表した。

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