【シドニー6日AAP】 クイーンズ・バースデーの祝日で長期週末となるNSW州では、各地で交通ダブルデメリット(罰点2倍)が実施されているが、実施初日に1000人以上がスピード超過違反で検挙され、警察はドライバーに注意を呼び掛けている。
5日午後9時頃、シドニー中南部レッドファーンの酒気帯び検査所に入ってきた車が、向きを変えた。その後15分にわたり、レッドファーン、ウォータルー、アースキンビル、ニュータウンにかけて警察とのカーチェイスを繰り広げた。32歳の女の運転する車は警察のパトカーを含む車両3台に衝突し、スパイクで停止させられたという。女は6日、警察の追跡や危険運転など複数の罪で、パラマッタ保釈裁判所に出廷した。
ハイウェイパトロールのジョン・ハートリー警視監は、「ドライバーが今週末のダブルデメリットを気にかけていないようで、がっかりだ」と話した。
5日のダブルデメリット開始後、大規模な衝突事故が77件、パラマッタでは死亡事故も1件発生した。