【ブリスベン7日AAP】 5日、マレーシア・ボルネオ島北部で発生した地震で、登山者で賑わうキナバル山周辺はマグニチュード6.0の揺れに襲われた。関係当局は13人の死亡を確認、6人が依然行方不明とされる。
オーストラリア人のビー・ジン・ダンラオさんは、地震発生後に天候が回復した後も他の登山者らとともに救助を9時間待ったと話し、救援活動について非難した。ダンラオさんは、「余震が続いていたがそれほど強くなく、ガイドたちの指示に従って山を下りると判断した」と話し、「ガイドたちはヒーローよ。救助隊の支援なしで危険を冒して難しい判断を下し、私たちの命を救った」と、登山ガイドを称賛した。
キナバル山のあるサバ州のマシディ・マンジュン観光大臣は、オーストラリア人2人を含む137人が救助隊によって救出されたと述べている。
マレーシアの報道機関によると、今回の地震の犠牲者にシンガポールから遠足に来ていた子どもたちが含まれている。