【キャンベラ8日AAP】 連邦政府のモリソン首相は8日、「イースター休暇に入っても、新型コロナウイルスが休暇に入ることはない」と述べ、ロングウィークエンドを利用した旅行などは行わないよう念を押した。オーストラリア国内における感染者の一日当たりの増加率は2%まで低下している。
米国のジョンズ・ホプキンズ大学によると、オーストラリアではこれまでに確認された患者は6,010人で、このうち1,000~2,500人が回復している。また感染者のうち約550人が感染経路が不明となっており懸念材料となっている。
連邦政府のハント保健相は休暇中に社会的距離をとることを止めてしまうと、これまでの成果が水の泡になると警告。NSW州のベレジクリアン首相は、社会的距離の必要性は毎月見直されるとする一方、ワクチンが開発されるまでは必要との考えを示した。