【シドニー14日AAP】 NSW州は14日、医療用大麻の研究施設を建設する計画を発表した。予算は1200万ドル。世界をリードする医療大麻センターになると期待されている。
ベアード州首相はこの日、シドニー西部にあるブラックタウン病院で、「医療用大麻を必要とする患者達の苦悩を耳にした人々はすべて胸を痛めている。大麻に医療効果があることは間違いなく証明されている」と述べた。
同研究施設には今後4年間で1200万ドルの州予算が計上される。同施設は「ランバート・イニシアチブ」のような医療大麻を支援する団体と協力して活動を展開する。ランバート・イニシアチブは、「てんかん」患者の孫娘が大麻によって回復したことを目の当たりにしたランバート夫妻がシドニー大学に寄付した3370万ドルで設立された団体。