【シドニー10日AAP】 シドニーのフィッシュマーケットでは10日、新型コロナウイルスによる外出制限の影響が懸念されるなか、多くの買い物客が足を運んだ。イースターフライデーには毎年約4万人がフィッシュマーケットを訪れ、一年でも最高の人出となる。ロングウィークエンド中は毎日午前7時~午後5時まで営業する。
フィッシュマーケットのマーグレイン広報担当は「客足は途切れることなく順調に続いており、正午にかけて徐々に忙しくなっている」と話した。マーケット内の各店舗の前には、社会的距離を守って並ぶ人たちによって長い列が出来た。
一方、NSW州警察は入場できる買い物客の数を最大400人としており、すべての客に体温測定を行うとともに、消毒用のハンドジェルの使用を求めている。マーグレイン広報担当は、シドニー市内の住民に地元の小売店を利用して欲しいと訴えたが、警察はシドニー市以外の居住者は、最寄りの鮮魚店を利用するよう呼び掛けている。