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新型コロナ情報疲れでニュース離れも

【シドニー12日AAP】   新型コロナウイルスの正確な情報を求めてニュースを見続ける人が多いが、終わりなく続くネガティブな情報に疲弊し、不安や恐れからニュースを見るのをやめる人も出てくるだろう。

24時間絶えずネガティブな話や情報を取り入れれば、不安や不眠、怒りっぽくなるなど精神衛生上の問題を起こしかねない。

グーグル・ニュースの検索によると、4月10日時点でCOVID-19は40憶回以上示唆された。これに対しHIVは6,400万回だった。国内で、“新型コロナウイルス”のグーグル検索は3月22日をピークに3分の1以上減少し、世界でも3月半ばをピークに減少している。背景に、ウイルスに関する一般知識が増えたことも考えられる。

外傷後のメンタルヘルス向上を支援するPhoenix Australiaのニコール・サドラー教授は、「ニュース視聴を止める人が出るだろうが、信頼できる最新情報を得なければさらに不安になる」「信頼できる情報を得るだけとし、衛生や運動、周りとのつながりなど自分でコントロールできることに集中することが大切だ」と話した。

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