【キャンベラ13日AAP】 新型コロナウイルスの影響による航空便減数で世界各地に取り残されたオーストラリア人数百人が、チャーター機で続々と帰国する。国際線は年末まで通常運航に戻らないと考えられており、外出自粛規制が緩和された後を夢見て国内旅行の計画が奨励される。
13日、インドからの航空機がメルボルンに、カンボジアからもシドニーにそれぞれ到着した。ペルーからも14日、ブリスベンに到着する。カンタス航空はアルゼンチンと南アフリカからのレスキュー便も飛ばす予定だ。
連邦のバーミンガム観光相は、「渡航規制の解除は未定。国際的な渡航規制は今後も重要な役割を担う」「海外旅行に行けばウイルスを持ち帰り、感染の可能性がある海外からの旅行者が入国することになる」と話し、危機を抜けた後も国内旅行を奨励するとした。国際線は少なくとも12月まで、または来年まで通常運航に戻らないと考えられている。