【キャンベラ18日AAP】 昨年8月、中国当局に薬物密輸の疑いで拘束され、健康状態の悪化で死亡したオーストラリア人男性の娘が18日、テレビ番組に出演。父親は「騙された」と話した。
昨年8月、拘束されていた中国で心臓発作のために死亡したジョン・ワーウィック氏の娘、アマンダ・デービスさんは、父親が見合い結婚の見返りとして3200万ドルの10パーセントを受け取る予定だったと話した。
また、父親は昨年6月と7月、斡旋をもちかけた中国人の友人が旅費を負担して中国へ渡航。帰国の際、2回ともDVDプレーヤーを持たされた。2回目の帰国の際、この中から2キロの薬物が発見されたことが逮捕につながった。
ワーウィック氏はシドニー、メルボルン、アデレードに拠点を置く薬物密輸グループに利用された被害者と見られている。マイケル・モリ弁護士は、「騙されやすい、孤独、追い詰められている人が狙われやすい」と述べた。