【ホバート19日AAP】 カンガルー種の様々な習性について行われた研究によると、カンガルーは前肢を人間の手のように使い、特に左前肢を好んで使うことがわかった。
19日に発表された研究論文の共同執筆者であり、タスマニア大学で博士課程を専攻するジャニーン・イングラムさんは、「イースタングレーカンガルーとアカカンガルーは、左の前肢を非常によく使う」と話した。カンガルーの観察は、タスマニアやNSW州、さらにドイツの動物園で行われた。アカクビワラビーについても、食事や身づくろいに左の前肢を使う様子が集団レベルで観察された。
利き手については、人類や霊長類が最初と考えられており、今回の発見は興味深いものだとされる。イングラムさんは、「オウムが餌を持ったり、犬がお手をする様子を見ても、左右差があることは明確だ」と話した。