【メルボルン21日AAP】 医薬品給付制度(PBS)に関する政府の改善案が上院で可決されれば、来年から医薬品代が大幅に値下げされることになる。
PBSの改善案にはジェネリック医薬品の価格改善も含まれ、来年10月から即時に2000以上の銘柄の医薬品が値下げされ、その後さらなる医薬品が続いて値下げされることになる。ジェネリック医薬品の原価のみを価格計算に適用することで、医薬品価格は下げられるという。値下げはおよそ170種の薬剤が対象になり、コレステロールや心臓疾患、高血圧やうつ病の治療に使われるものも含まれる。
リー保健相は、「法案が上院で可決されれば、日々の薬代が年間60ドルから250ドルも減ることになる」と話した。
PBSの補助金の必要性も少なくなることから、納税者にとっても年間およそ20億ドルの節約になるという。