【キャンベラ21日AAP】 連邦野党のショーテン労働党党首が、オーストラリア従業員労働組合(AWU)の書記長を務めていた時に、就業規制を緩和させた見返りに30万ドルをAWUが受け取ったとされる疑惑に関して、同党首は、「自分の経歴に100%自信を持っている」と述べ、不正疑惑を一蹴した。
伝えられた内容によると、ショーテン氏はAWUの書記長を務めていた際、メルボルン・イースト・リンクの建設工事を請け負っていた企業が、AWUに対して就業規制を緩和させた見返りに、2005年以降、30万ドルを支払ったとされる。これらの金銭はAWUの保健・安全トレーニングに使用されたという。
ショーテン氏は不正を取り締まる王立委員会に対して、来月8日に行われる公聴会に関連書類を提示するよう要請した。「報道されている内容のすべてを自分でも把握できていない」とショーテン氏。
さらに一部の報道が同氏の元妻が同疑惑に関与していたと伝えた件について、ショーテン氏は怒りをあらわにし、「元妻がこの問題に引きずり込まれたが、彼女は全く関係ない、まっとうな人物だ」と述べた。