【アデレード23日AAP】 脚にぴったりと密着するタイプのいわゆる「スキニー(極細)ジーンズ」を着用して引っ越しの手伝いをしていた女性が、重度の血行不良のために倒れて意識不明になるという出来事があった。女性は無事完全に回復したものの、4日間の入院を余儀なくされた。
SA州アデレードに住む女性(35)は、親戚の引っ越しを手伝う際、スキニージーンズを着用。台所で何度もスクワットを繰り返しながら引っ越し作業を行い、その後、散歩に出かけたが、徐々に足の感覚を失い最終的には倒れ込んでしまった。
周辺は人通りがなくまた暗かったために女性は誰にも気づかれることなく数時間を路上で倒れたまま過ごし、ようやく上半身を使って地面を這い、近くのタクシーを捕まえて病院に向かったという。
病院で女性を診察した医師の話では、両足の太もも部分が異常に膨れ上がり、切らなければジーンズを脱がせることができなかったと言う。「足先を動かすことができず、ひざから下の感覚を失っていた」とこの医師。
女性は、スキニージーンズが筋肉と神経細胞を圧迫し、その上スクワット運動を続けたために血行不良に陥ったという。