【キャンベラ25日AAP】 ケビン・アンドリュース国防相はブリュッセルで開かれた北大西洋条約機構(NATO)の国防相会合に出席し、アフガンの平和維持のため、駐留を継続することを明らかにした。
アフガンでは、外国軍の撤退にともなって反政府武装勢力のタリバンが勢力を伸ばしてくることが懸念されている。アンドリュース国防相は、アフガンのムハマンド・マスーム・スタナクザイ次期国防相から、撤退について柔軟な対応を求められていることを明かした。
現在、豪軍からの400人を含む、約1万2000人の外国軍がアフガンに駐留し、2016年末までの完全撤退を目指している。これまで豪軍からは3万4000人が派遣され、41人が死亡している。
豪軍のほとんどは2013年末に撤退したが、アフガン軍の教育支援のため、カブールとカンダハールに残留している。アンドリュース国防相は、「アフガンが確実に安定を維持できるようになるまで駐留したい」と述べた。