【シドニー26日AAP】 通信最大手テルストラは30日、ホットスポット4000箇所によるWi-Fiネットワーク「テルストラ・エア」を正式に展開する。これにより、同社利用者は自宅のブロードバンド容量を外出先でも使用可能になる。
現在、同社のインターネットサービス利用者およそ260万人のうち、100万人以上がホットスポットに成り得るモデムを所有しているが、同社はこれを使用 してネットワークをより大きく展開する計画を立てている。内容は、別のテルストラ・ユーザー宅前を通るテルストラ・ユーザーが、自らのブロードバンド容量 を使って、その家のモデムにログオンできるというもの。同社のマイク・ライト氏は、「利用者がネットワークに加わることで、数百万のホットスポットがで きる」と話した。
テルストラはまた、世界最大のWi-Fiプロバイダー「Fon」と提携し、自宅のブロードバンド容量を海外で使用可能にした。これにより、英国、スペイン、ブラジル、フランス、ドイツなど18か国のホットスポット1500万箇所にアクセス可能となる。