国際

米で同性婚合法化 豪首相見解変わらず

【メルボルン27日AAP】   米国の最高裁判所で26日、同国の全州において同性婚を合法化する判決が下され、オーストラリア国内で婚姻の平等を求める支持者や政治家らの声に拍車を掛けた。アボット連邦首相はこれについて、同性婚に関する同氏の見解は変わりないとしている。

アボット首相は27日、今回の歴史的決定はアイルランド同様、米国の決定事項に過ぎないとし、「この問題に関する私の見解は変わらない」と話した。

一方、パイン教育相は、「世界中で結婚の平等への勢いが増しており、連邦議会でも適切な時期・方法を見て取り組むことになるだろう」と話し、議会で取り上げられる可能性を示唆した。

労働党およびグリーンズ(緑の党)は婚姻の平等への声を支持している。ショーテン労働党党首は、「婚姻の平等は政党間の問題ではない」と話し、自由党党員への自由投票を認めるようアボット首相に呼びかけた。グリーンズも、「米国の決定事項は、オーストラリアでの婚姻の平等に対する大きな呼びかけ」と話した。

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