【メルボルン30日AAP】 メルボルンにある刑務所で受刑囚らによる暴動が発生。けが人は報告されていない。先頃発表された刑務所での喫煙禁止命令がきっかけになった可能性があるという。
30日、レーベンホール刑務所で発生した暴動では、受刑囚らが棒を使って窓ガラスを割り、ドアを叩くなどした上、火を放った。同刑務所の矯正担当者は、「暴動は沈静化している。暴動のきっかけなど、今後捜査を続ける」と述べた。一部では職員200人が避難したとも伝えられている。
同刑務所の元受刑囚の話では、受刑囚らは先頃発表された喫煙禁止命令に強く反発していて、たばこが今までどおり吸えるようになるまでは暴動を続けると計画していたという。「10年前も同じように喫煙禁止命令を出したが、受刑囚らが暴れ出したため30分しか続かなかった」とこの元受刑囚。