【ブリスベン16日AAP】 新型コロナウイルスの感染者が今月14日、シドニー発ブリスベン行きのカンタス航空QF520 便に搭乗していたことが明らかになり、QLD州保健当局が同便を利用した乗客に対し、自己隔離を行うよう要請したことが分かった。
QLD州保健当局によると、QF520便は15日正午過ぎに国内線ターミナルに到着しており、機内で感染した人がいた場合には、4月27日深夜までの間に感染の症状が表れると考えられるという。また、感染していた乗客が、搭乗した時点で自身が感染していることを知っていたか、いつ感染していることを知ったかについては明らかにされていない。
QLD州のヤング保健局長によると、同州の感染者は16日の時点で21人となっており、11人が集中治療を受けている。また、感染者の85%以上が、海外からの帰国者と何らかの関連性があったことが分かっているという。ヤング保健局長は、今後さらに帰国者が増加すれば、新たな感染者も増加すると懸念を示す一方、自己隔離を行っている帰国者に対しては協力に感謝すると述べた。