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感染経路追跡アプリ ダウンロード義務も

【キャンベラ17日AAP】  連邦政府のモリソン首相は17日、 新型コロナウイルスの感染経路を追跡するアプリの導入について、前向きな姿勢を示した上で、自主的にダウンロードする人の割合が少ない場合には、ダウンロードを義務付ける可能性を示唆した。

 

ラジオ局トリプルMに出演したモリソン首相は、アプリが効力を発揮するためには少なくとも国民の40%がアプリをダウンロードする必要があると指摘。追跡アプリを利用することなどは通常ではあまり行わないが、「今は通常とはいえない時期だ」と述べ、国民による自主的なダウンロードが望ましいとの考えを示した。さらに、警察がアプリ情報を使って社会的距離を守らなかった人を罰するようなことはしないと話した。

 

感染者が出た場合に備えて感染経路の追跡状況を改善することは、外出の自粛など現在導入されている複数の規制を緩める上で必須とされる3つの条件の1つとなっている。他に、州境や国境における検査体制の確立、特定地域で感染爆発が起きた場合に十分対応できる態勢の確保が条件として示されている。

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