【ブリスベン17日AAP】 QLD州のパラシェイ州首相は17日、州内の新型コロナウイルス感染者の増加について減速はしているが、規制の緩和を急ぐつもりはない考えを明らかにした。州内では同日、新たな感染者が6人増え、感染者総数が1,007人に達した。また死者は5人、入院患者は19人、集中治療室に入っている患者は11人となっている。
パラシェイ州首相は、新型ウイルスとの闘いは「マラソンと同じだ」と述べ、規制を緩和したとたんに感染者数が急増することは避けたいとの考えを示し、「何をするにもリスクは付きものだが、これはきちんとリスクを見極め、州民にとって最善の選択をする必要がある」と慎重な姿勢を示した。
QLD州ではまた、感染を調べる判別テストを精力的に行っており、24時間に2,503件と全国で行われた総数4,884件の半数以上を占めている。同州のヤング保健局長は「我々は非常に多くのテストを実施しており、必要に応じてさらに増やしていく」と述べた。