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NRL元選手 相手選手の暴言に怒り

【ブリスベン5日AAP】   昨年行われたNRL(ナショナル・ラグビーリーグ)公式戦の中で、タックルを受けた選手が脊椎(せきつい)を損傷し四肢麻痺になった事故に関して、この選手がドキュメンタリー番組に出演し、タックルをした選手が事故直後に放った暴言に今も怒りを感じると述べた。

昨年3月に行われたニューカッスル・ナイツ対メルボルン・ストームズの試合中、ナイツのアレックス・マッキノン選手がストームズの複数の選手からタックルを受け、地面に落下した衝撃で脊椎を損傷。四肢麻痺となり車椅子生活を余儀なくされている。

今回問題になっているのは、タックルをしたストームズのキャメロン・スミス選手が、ペナルティ処分を受けたことに関して、事故直後に審判に猛烈に抗議したこと。スミス選手は「(マッキノン選手が)頭を下げたからこんなことになったんだ」と言ったことが審判のマイクを通じて伝えられた。

5日放送のチャンネル・ナインの番組「60ミニッツ」に出演したマッキノン元選手は、「キャメロンは事故以降、全く連絡を寄こしてこない。タックルに関与した他の選手から連絡はあったというのに」と述べた。マッキノンさんの父親、スコットさんは番組の中で、「事故の責任は息子にあるというスミスを許すことはできない」と述べた。

スミスは今週水曜日に行われる「ステートオブ・オリジン」に出場するため、出席した記者会見の場でも同件について明言を避けた。

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