【メルボルン18日AAP】 国内の布製造業界は衰退の一途を辿っており、工業用ミシンの縫製スキルの需要が減少していたが、国内でのマスク生産が開始することによりそのスキルに需要が高まっている。
需要拡大により、縫製スキルを持つアフガニスタン難民の3姉妹は、オーストラリアに来てから6年間で初めて正社員として就職できた。ファティマさん、タエべさん、タヘレさんの3人はVIC州のJada Blinds Supplies社のミシン縫製係として1ヶ月前に採用された。
3人はイランで奴隷のような労働条件で働いていた当時、工業用ミシンの使い方を習得していたという。
オーストラリアン・フェイス・マスク社のジェームス・ファレン社長は「彼女たちの技術は素晴らしい」と絶賛している。現在1日1人当たり最高で1000枚のマスクを生産しているというが、ファレン氏は増員して日に5000枚のマスク生産を目指しているという。