【キャンベラ9日AAP】 貧困反対キャンペーンOne Campaignの共同発起人でもあるロックバンドU2のボノが、オーストラリアの貧困国への援助費削減の動きに対して厳しく抗議している。
来週エチオピアで開催される途上国への経済援助に関する国際会議を前に、貧困反対を訴える同キャンペーンの報告書は、オーストラリアからの援助のうち貧困層に実際に届くのはその4分の1以下だと指摘している。
豪政府の海外援助費の予算は、2016年度から17年度までに国民所得の0.22パーセントにまで落ち込む見通しで、国連が富裕国に呼びかける援助費を国民総生産の0.7パーセントとする目標を大きく下回る数字となっている。