【シドニー20日AAP】 今夏の壊滅的な山火事シーズンを終え、NSW州の消防隊員らは来シーズンに向けて野焼きを開始した。先月で終了した山火事で、同州で25人が死亡、住宅2,000棟以上が失われた。
シドニー北西部ガルストン、サザンハイランドのベラングロ、州中部海岸部バングワル、中西部バサーストのぺンシルバニア国有林で野焼きが行われ、シドニーでも煙の臭いが感じられた。
州火災・救急サービス(RFS)の広報官は、「気候のいい時期に毎年行われる大切な仕事だ。来シーズンは数か月後に迫っている」と話した。新型コロナウイルスの影響で、消防隊員も衛生に気を配り、社会的距離を保つよう求められている。野焼きは今週末も、シドニー北部ベリリーや州中北部沿岸部ポートマッコーリー、中西部バサーストなどで予定されている。