【シドニー11日AAP】 火山灰の影響により、オーストラリア・バリ間の航空便の遅延や欠航が相次いでいたが、バージン航空とジェットスター航空は同ルートの運航再開を発表した。
インドネシア当局は11日、バリ島のデンパサール空港再開を発表した。
バージン航空は運航再開前、パイロットの視界確認のため観測航空機をデンパサールに派遣した。同航空は11日夜のデンパサール発便を予定通り運航するとし、12日もバリ発着便の運航を行うとしている。
ジェットスター航空も同日、バリへの全定期便の運航が安全であるとした。
両航空会社ともに、12日にバリからオーストラリアへの追加便運航を予定している。
一方、バージン航空は旅行者に対して、火山灰による影響は完全になくなったわけではないとし、「ラウ山は今も噴火を続けており、風向きによって数日以内に再び影響を受ける可能性がある」と警告した。
ジャワ島のラウ山は7月2日に噴火した。デンパサール空港は10日、ロンボクなど近隣の地方空港とともに閉鎖され、バージン航空、ジェットスター航空、ガルーダ・インドネシア航空、エアアジア航空のいずれも欠航した。