【メルボルン15日AAP】 大物ギャングとして知られていたカール・ウィリアムが収監中の刑務所内で殺害された件について、VIC州政府は、数十万ドルとも言われる賠償金をウィリアムの娘に支払うことで和解に至ったと述べた。
事件があったのは2010年4月。最高の警備を誇るVIC州ジーロングのバーウォン刑務所で、カール・ウィリアム受刑囚が他の受刑囚によってエクセサイズ・バイクの部品で暴行を受けて死亡したもの。
事件当時、ウィリアムの娘のダコタさんは9才だった。賠償金は、ダコタさんが18歳になるまでは政府が管理をすることになる。
アンドリュースVIC州首相は賠償金の支払いについて、当初の請求額を大きく下回った額が支払われることになったとし、政府側の弁護士は今回の和解は双方にとって最良の結果だとしていると述べた。