【キャンベラ20日AAP】 ベアードNSW州首相は今週、シドニーでのアボット連邦首相や他州・地域首相らとの会談時、現在10パーセントのGST(物品・サービス税)を15パーセントに引き上げる提案をするとされる。
ベアード州首相は、医療面での迫り来る350億ドルの予算不足には、GST引き上げが最善策と話す。この提案には、世帯収入が最高10万ドルの世帯に対する補償も含むとされる。同州首相は20日、「誰もが議論したくない問題だが話す必要がある」と述べた。
ホッキー連邦財務相は、各州・地域によるGSTに関する変更は全員一致の支持が必要と、繰り返し話している。
現段階でGST変更に反対しているVIC州政府は、代わりにメディケア課税金の引き上げを提案するとされる。
労働党のグラハム・ペレット議員も、2013年の連邦選挙前にGSTに変更はないと連邦首相が33回述べたことを言及した。
一方、元自由党党首のジョン・ヒューソン氏はベアードNSW州首相の提案を支持している。ヒューソン氏は20年以上前にGSTの必要性を呼び掛けたが、国民の支持を得られなかった。