【キャンベラ20日AAP】 自由党の資金パーティー出席にヘリコプターを利用したとして調査中のビショップ下院議長について、アボット連邦首相は同氏を猶予期間とした。ビショップ氏は最近になって、ヘリコプター利用代金と罰金25%を支払った。
アボット連邦首相は、ビショップ氏は非常に後悔しているとし、「こういったことを起こした誰もが避けられないように、猶予期間にある」「有益な教訓となるだろう」と話した。
野党労働党のトニー・バーク議員は20日午後、アボット首相に対し、猶予内容および下院議長権限への影響を明確にするよう求めた。
ショーテン労働党党首も、アボット首相は勇気を出してビショップ氏に辞任するよう伝えるべきだと述べた。
議員恩給を見直した第三者委員会のアラン・フェルス氏は、連邦議員は政党のイベント参加に交通費を請求できないことを知っていると断言する。フェルス氏はビショップ氏のヘリコプター利用について、「純粋に政党の催しならば、大臣や議長・議員を問わず、交通費の請求はできない」「ビショップ氏が明らかに議長としての立場で公的な催しに出席しているのなら、多分大丈夫だろう」と話した。