【キャンベラ２１日ＡＡＰ】　　　国内の農業団体・畜牛生産者らは、中国への新たな畜牛輸出取引の可能性に期待を寄せている。

ジョイス農業相は２１日、畜牛の健康認可条件を承認した。これに中国の署名が得られ次第、商用準備の開始となる。今後、中国当局からの輸入許可や商業協定の交渉などに焦点があてられる。

全国農業連盟のブレント・フィンレイ氏は、オーストラリアの高品質で安全な畜牛供給を中国が認めたと話す。同氏は２１日、「国内の畜牛生産者にさまざまな輸出先を提供することで、業界は市場の不安定さにも耐え、競争力をあげる」と声明で述べた。

インドネシアが先週、オーストラリアからの畜牛輸入量の大幅削減を発表したことを受け、ＮＴ準州の牧畜業者協会は、中国との取引の可能性は形勢を一変させるものだと歓迎した。

ＷＡ州農業連盟のデール・パーク氏は今回の知らせを歓迎しつつ、最初の輸出は来年初めになるだろうと話した。