【シドニー23日AAP】 ANZ銀行が23日に提出した報告書によると、液化天然ガス(LNG)の輸出の増加にともない、国内の家庭ガス料金が今後5年間で、現在の3割増しになる可能性があることがわかった。
とくにアジアでの需要が高く、オーストラリアから輸出されるLNGは2020年までに3倍に跳ね上がるとみられている。これが国内におけるガス供給に影響するのは必至で、同報告書は、「ガス料金の値上げは免れないだろう」と予測している。
ガス料金について、シドニーの家庭で使用量が中程度の場合、約33パーセントの値上げ。ブリスベンでは29パーセントの値上げが見込まれている。また、化学や鉄鋼の製造業者も大きな影響を受けるとみられている。