【キャンベラ27日AAP】 26日に立ち上げられた新型コロナウイルスの感染経路を追跡するアプリ“COVIDSafe”を、すでに国民200万人以上がダウンロードした。予想を上回る支持に、効果が期待される。
アプリ“COVIDSafe”は、新型コロナウイルスの感染者と接触があると保健局に認識させる。利用者が100万人に達するのに5日かかると予想された。少なくとも国民40%の利用を目指す。
専門家らもセキュリティの安全を保証する。ソフトウェア企業「アトラシアン」のマイク・カノン・ブルックス氏は、「ダウンロードすべきか、データやプライバシーの安全性について聞かれたら、安全と答えて理解を促してほしい。無料ゲームのダウンロードのほうがはるかにリスクが高い」と、インターネット上の掲示板「ハッカー・ニュース」に書き込みした。気になる人は偽名で登録もできる。
一方、元連邦副首相のバーナビー・ジョイス国民党議員は、関係大臣から説明を受けるまでダウンロードしない意向を示す。極右派として知られるワンネーション党のポーリン・ハンソン議員も同アプリに反対している。