【メルボルン28日AAP】 メルボルンの駐車場で、5人が1人を激しく殴る蹴るなどする様子をおよそ100人が目撃したが、誰も介入しなかったという。
被害者の男性(42)は25日未明、マルグレーブホテルに向かって駐車場を歩いていたところ、誤って別の男にぶつかり、襲撃を受けた。男性は頭部に13針の傷を負い、顔や腕、体にも裂傷や打撲の被害を受けた。
この様子をおよそ100人が目撃したが誰も男性を助けなかった。その後、バイクで通りかかった通行人が救急車を呼んだ。
クリス・デューク上級警官は、「多くの人がいたにも関わらず、介入せず暴行事件を見ていただけで、犯人が去った後も警察に通報しなかったのは残念だ」と話した。また、事件の関係者は顔見知りだった可能性があるとし、誰かが名乗り出ればそれに伴う報復が懸念されると話した。