【シドニー31日AAP】 インド洋に墜落したとみられているマレーシア航空370型機の一部と思われる残骸がレユニオン島に打ち上げられ、機体の発見につながるのではないかという期待が関係当局者らの間に広まっていたが、連邦政府は必ずしも期待の発見にはつながらないという見方を明らかにした。
370型機は約17か月前にマレーシアから北京に向かう途中で消息を絶ち、インド洋に墜落したとみられている。発見された残骸は現在、フランスで調査を進めており、調査関係者らは約2メートルの残骸から機体の発見につながる手がかりが見つかるとの見方を強めている。
一方でウォーレン・トラス運輸相は31日、「16か月の時間の経過と潮流の変化を考えると、残骸を手がかりに遡って墜落場所の見当をつけるのは不可能に近い」と述べ、残骸から機体のある場所を突き止めるのは困難との見解を示した。