【キャンベラ30日AAP】 首都特別地域(ACT)のコールマン医務局長は30日、ACTで新型コロナウイルスの感染者が7週間ぶりにゼロになったと発表した。これまでの感染者総数は106人で、死者は3人となっている。103人はすでに回復している。
コールマン医務局長は感染者がゼロになったことについて、ウイルスの感染拡大を止めるためにコミュニティが一丸となって闘ったことが背景にあるとする一方、この努力を無駄にしないように今後も保健当局の指示に従い、手洗いなどの衛生管理を引き続き励行するよう呼び掛けた。
国内で新型コロナウイルスの感染者がゼロとなったのは、ACTが初めて。ただ、保健当局は今後も社会的距離を維持する方針を示している。NSW州などで規制緩和が進むなか、ACTのバー主席大臣は計画の見通しについて明らかにしていない。